DeFiで仮想通貨運用してみたいなあ
いろいろ種類があってどれがいいかわからない…
そんな方にはAvalanche上でDeFiができるTrader Joeがおすすめです。
今回は知識0でもTrader Joeをはじめることができるようめちゃくちゃ詳しく解説します。
少しボリュームがありますが、ぜひ最後まで読んでみてください。

私も初めてのDeFiはTrader Joeでした。
~この記事はこんな方におすすめです~
- DeFi初心者
- Trader Joeついて知りたい
- 流行りのAvalancheチェーン上でDeFiをやりたい
では早速、行ってみましょう。
★本題に入る前に★
みなさん国内取引所はどこを使っていますか?CoincheckやbitFlyerが有名ですが、DeFiやNFTなど本格的に仮想通貨をやるならGMOコインを使うのがおすすめです。理由は仮想通貨の送金手数料が0円だからです。DeFiやNFTをやるためには必ず仮想通貨の送金が必要です。CoincheckやbitFlyerでは送金手数料が高いので必ずGMOコインを使うようにしましょう。
Avalanche(アバランチ)とは?
Trader Joeの前にざっくりAvalancheについて解説します。
Avalancheは「早くて・安くて・安全」であることを特徴としたブロックチェーン。
ビットコインやイーサリアムが抱える課題を解決するために作られました。イーサリアムと互換性があることから、2021年以降どんどん規模が拡大していっています。
Avalancheの魅力は何といってもガス代が安いこと
後程説明しますが、数十円~数百円程度のガス代でDeFiをはじめることができます。



初めてDeFiやる方はガス代の安いものを選びましょう!!
ちなみにAVAXはAvalancheのプラットフォーム上で使用される仮想通貨の呼び名。AVAXの魅力をもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください↓


Trader Joeとは?
Trader JoeはAvalancheネットワーク上のDEX(分散型取引所)です。
Trader Joeは人気のアバランチの中でもTLV(預かり資産)が3位に入るDEX
預かり資産が多い = DeFiで重要な流動性が高いということです。
Trader Joeは”One-stop-shop”なDeFi、すなわち、Trader Joeだけで全てできることを売りにしています。
**”One-stop-shop” = “1カ所で必要な全ての買い物ができること”
初心者にTrader Joeがおすすめな3つの理由
初心者にTrader Joeがおすすめな理由は次の3つです。
- DeFiのサービスが詰まっている
- ガス代が安い
- 操作しやすい
おすすめ理由1:DeFiのサービスが詰まってる
おすすめの理由1つ目は、DeFiサービスが詰まっていることです。
Trader Joeでできることをまとめると、
- スワップ(通貨の交換)
- レンディング(通貨の貸借)
- ファーミング(融資)
- ステーキング(投資)
どの操作もDeFiを行う上では基本操作。Trader Joeはこれら全てができるので自然とDeFiリテラシーが上がります。
以下、それぞれの操作の簡単な説明です。
スワップ
スワップは仮想通貨の交換のことです。例えば手持ちのAVAXをステーブルコインであるUSDCに交換することができます。
レンディング
レンディングは仮想通貨の賃借のことです。例えばAVAXを預けることで金利がもらえたり、あるいは金利を支払うことでAVAXを借りてくる(借金)こともできます。
ファーミング
ファーミングは2つの通貨ペアを預けて(流動性を提供して)利息を得ることです。
通貨のペアによって年利が変わります。ステーブルコインのようなリスクの低い通貨ペアほど年利が低く、マイナーコインなどリスクの高い通貨ペアほど年利が高く設定されます。
おそらく多くの方がDeFiといえばファーミングをイメージするはずです。Trader JoeではファーミングによりJoeトークンを獲得することができます。
ステーキング
ステーキングは仮想通貨保有し、ブロックチェーンの生成に貢献することで対価として報酬を得ることです。
Trader Joeではファーミングの報酬としてJoeをもらい、さらにこのJoeをステーキングすることでJoeを増やすことができるのです。



お金の錬金術ができるのがDeFiです(笑)
おすすめ理由2:ガス代が安い
Trader Joeはガス代がかなり安いです。イーサリアム系のDeFiであるUniswapと比べるとその差は歴然。
例えば2~3,000円でDeFiを始めた場合、トータルで数十円程度です。
これがUniSwapだったら1回の取引で数千円かかることもあります。DeFiになれるまではなるべく少額で運用するのが一番です。
ガス代が高いとそれだけで費用がかさんでしまいます。初心者の方はガス代の低いDeFiを選ぶことが大切です。
操作がシンプルで簡単


Trader Joeは操作方法がめちゃくちゃシンプルです。たぶん小学生でもできます。
DeFiの種類によってはやり方がわかりにくいものもあります。
万が一ミスをするとお金を失ってしまうのがDeFiです。管理者がいないとはそういうリスクもあるのです。
そのため初心者の方は、なるべく操作が簡単なものから慣れていくのがおすすめです。
以上の3点が初心者にTrader Joeがおすすめな理由です。正直ここまでメリットが揃っているDeFiは少ないくらいです(笑)
では、実際の始め方について見ていきましょう。
Trader Joeの始め方
まずはざっくり6つのSTEPでDeFiの始め方を把握しましょう。
2022年6月現在、AVAXは国内取引所では買えません。なので、一度国内でビットコインを買って、バイナンスでビットコインとAVAXを交換する必要があります。



なんだか大変そうに見えますが、口座開設などが完了してれば1時間ちょっとでできると思います!!
STEP1: GMOコインで口座開設
まだ国内仮想通貨取引所で口座開設していない方はGMOコインで口座開設しましょう。
DeFiやNFTをやる場合は必ずどこかで仮想通貨の送金が必要になります。
CoincheckやbitFlyerでは送金手数料が数千円かかりますが、GMOコインなら送金手数料が0円!!DeFiやるならGMOコイン1択です。


GMOコインでビットコインを購入
口座開設が完了したらGMOコインでビットコインを買いましょう。



購入する時は必ず取引所で買ってくださいね!!販売所は手数料が高すぎなのでダメです。
取引所での購入方法は以下の記事で解説しています。
ビットコインでもイーサリアムでも買い方は同じなので初めての方はご覧ください。


GMOコインからバイナンスへビットコインを送金
ビットコインを買ったら次はバイナンスへ送金します。バイナンスの口座開設していないかたは公式HPから登録しましょう。(偽サイトには注意してくださいね)
口座開設のやり方はこちらの記事からどうぞ↓


仮想通貨送金時のポイントは以下の2点!!
- 送付アドレス/ネットワークは絶対に間違えないこと
- 仮想通貨の種類によってネットワークが異なること
ミスると資産を失います!!!
と、ちょっど脅してしまいましたが、手順撮りにやれば簡単にできます。
以下の記事で画像付で解説しているのでご覧ください。


バイナンスでビットコインとAVAXをトレード
続いて、バイナンスでAVAXを買いましょう。ビットコインとAVAXのトレードは超簡単です笑
スマホアプリでサクッと買えてしまいます。
STEP1
まずはバイナンスProへ。アカウントマーク→トランザクションのボタンをタップ


STEP2
画面下のトレードをタップして→コンバートへ。



コンバートでは自分の持っている仮想通貨を別の仮想通貨にトレードすることができます。


STEP3
今回はBTCをAVAXにコンバートします。振替先をタップしてAVAXを検索し、選択します。


STEP4
BTC数量を入力してコンバージョンプレビューをタップ。確認画面で交換されるAVAX量が出てくるので右下のコンバートをタップして完了です。





コンバート画面で5秒間のカウントダウンがありますが、これはその時々で仮想通貨の価格が変化しているからです。更新すれば価格が変ります。
バイナンスからメタマスクへAVAXを送金
購入したAVAXをメタマスクへ送ります。注意点はさきほどもありましたが、
- 送付アドレス/ネットワークは絶対に間違えないこと
AVAXはアバランチ上で動く仮想通貨です。まずはメタマスクにアバランチネットを追加しましょう。
STEP1
メタマスクにログイン後、右上のイーサリアムメインネットをクリック。


STEP2
ネットワークを追加をクリック


STEP3
ネットワークの追加画面になったら、以下のネットワーク情報を入力してきます。
- ネットワーク名: Avalanche Network
- 新しいRPC URL: https://api.avax.network/ext/bc/C/rpc
- チェーンID: 43114
- 通貨記号: AVAX
- ブロックエクスプローラーのURL: https://snowtrace.io/


ネットワークの情報を入力したら、最後に保存をクリック。すると以下のようにAvalancheネットワークがメタマスクに追加されます。





入力するネットワーク情報は間違えないように注意しましょう。
Avalancheネットが追加できたら、バイナンスからAVAXを出金します。
STEP4
バイナンスにログインしてアカウントマーク > ウォレットから”フィアットと現物”へ。


STEP5
手持ちの資金から”AVAXの出金”をクリック


STEP6
通貨がAVAXになっていることを確認し、振替先の”アドレスとネットワーク”を入力します。
アドレスはメタマスクのアカウント名の下に記載されているアドレス、ネットワークはAVAX C Chainを選択します。





アドレスとネットワークを間違えると上手く送金できないのでここは十分注意してくださいね。
STEP7
リスク警告が出てくるので”次へ”をクリック


STEP8
認証用アンケートが3つほど出てきます。アンケートに答えて”提出”をクリック


STEP9
リスク免責事項が出てくるのでチェックを入れて”送信”をクリック


STEP10
金額/アドレス/ネットワークが正しいことを確認して”次へ”をクリック


STEP11
セキュリティ認証画面です。電話番号/メールアドレス/認証アプリの3つ全てについて、セキュリティコード取得し入力します。


STEP12
出金リクエストを送信して完了です。


無事送金が完了すると、メタマスクにAVAXが入金されます。


Trader Joeの始め方
メタマスクにAVAXが入金できたらようやく下準備完了です。待ちに待ったTrader Joeをはじめていきましょう。
今回はDeFiといえば鉄板のファーミングのやり方を解説します。
流れとしてはこんな感じです。
- Trader Joeとメタマスクを接続
- AVAXとUSDCをスワップ
- AVAX-USDCをプール
- LPトークンを獲得
- LPトークンをステークしてJOEを獲得
2022/7/1現在AVAX-USDCペアは年利35%ほど。この年利は結構変化し、高い100%くらいの時もあります。
DeFiの年利は変動するもの!!と覚えておきましょう。では早速見ていきましょう。
Trader Joeとメタマスクを接続
まずはTrader Joeとメタマスクを接続します。右上のConnec to walletをクリック。


MetaMaskを選択します。


初回接続時は承認作業が必要になります。次へを押して接続をクリック。


Trader Joeの画面右上に自分のメタマスクのウォレットアドレスが表示されれば、接続されています。



上手く接続できない時は以下の記事を読んでみてください。


AVAXをUSDCとスワップ
まずはAVAXーUSDCペアを作るためにAVAXの一部をUSDCにスワップします。



Trader Joeではガス代は全てAVAXで払います。ウォレットのAVAXは全額使うのでなく、少し残しておきましょう。
スワップする時はAVAXはガス代用に少し取っておく
それではスワップしていきます。ホーム画面のTradeをクリック


FromにAVAX、 ToにUSDCを選択して数量を入力します。AVAXをMAXにしてしまうとガス代分がなくなってしまうので注意してください。
Swap → Confirm Swapをクリックします。


初回のスワップ時はメタマスクが承認を求めてきます。確認をクリック


ガス代は0.007559AVAXなので、20円ほどです。



これでスワップは完了です。簡単ですね。
AVAX-USDCをプール
続いて、AVAX-USDCペアをプールしましょう。プールというのは、2種類の通貨ペアを預けることです。
その預ける場所をプールと呼んでいます。(箱のようなものをイメージしてください)。
ではプールをはじめていきましょう。
ホーム画面からプールをクリックしてAVAX-USDCペアをクリック


AVAX量をMAXにすると自動でUSDC量が計算されます。Approve USDCをクリック。
メタマスクが承認を求めてくるので確認をクリックします。


Approve USDCと右上に出てきます。Suppyをクリック


Confirm Supplyをクリックして、メタマスクで確認作業を行います。


これでAVAX-USDCの通貨ペアを預けることができました。続いて、LPトークンをステークしてJoeを獲得しましょう。
ここでのガス代も20円ほどですね。
ファーミングしてJOEを稼ぐ
いよいよDeFiも最終STEPです!!
AVAX-USDCを預けたことで報酬としてLPトークンが獲得できます。LPトークンのLPは(Liquidity Provider = 流動性提供者)の略です。
このLPトークンをステークすると今度はJOEトークンが手に入ります。
ホーム画面からFarmへいき、AVAX-USDCペアをクリック


LP Token Balanceというところに、少しLPトークンが配られているはずです。
Approveをクリックしメタマスクで確認を押します。


今度はボタンがStakeに代わるので、Stakeを押して再度メタマスクで確認をクリック


これでLPトークンがステークされ、JOEが配布されます。下の画像のように少しだけですがJOEが配布されていることがわかります。


これでJOEを稼いである程度たまったら他の仮想通貨に交換したり、あるいはJOEをステーキングすることもできます。
たったこれだけの手数料で高年利運用ができてしまいます。DeFiおそるべしですね。
まとめ:アバランチでDeFiやるならTrade Joe
今回はアバランチネット上のDEXであるTrader Joeについて解説しました。Trader Joeはガス代が安くて操作もしやすく初心者の方にもってこいのDeFiです。
DeFiは操作こそ少し大変ですが、預けてしまえばそれだけで高年利で稼げる画期的なシステムです。
DeFiはじめてみたいという方は、ぜひTrader Joeではじめてみてはいかがでしょうか。